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知る

on Jul 01 2026

【REPORT】備後オープンファクトリー (1/2)

2026年5月12日〜5月14日に広島県で開催された、備後オープンファクトリ―。

備後オープンファクトリーは、府中・福山エリアの家具メーカーが連携し、ものづくりの現場を公開するイベントです。

広島県東部に位置する備後地方。海も山も近いこの自然に恵まれた地域は、家具の産地として栄えてきました。

tokonoでお取り扱いしているブランドも多数参画しており、スタッフが昨年に続いてお邪魔してきました。

+備後オープンファクトリ―HP


どんな人たちが、どのように、どんなものをつくっているのかを体感できる備後オープンファクトリー。

本記事では今回訪ねた3つのブランドについて、イベントでの様子をご紹介します。

DENTO(伝統工芸)

額縁の製作から始まり、その技術を活かしたコンパクトな家具シリーズを展開しているDENTO。

今回のオープンファクトリ―では、工場見学、額縁作りのワークショップ、

そしてDENTOのプロダクトデザインを手がける森 宣雄氏によるトークセッションが開催されていました。

DENTOでは今回、地域材を使用したスツールを展示。

広島は豊かな山があり、様々な樹種の木が育っています。

機械で行う加工であっても、職人の力の入れ具合やスピード、角度によって、ミリ単位の違いが生まれます。

DENTOは高い精度を求められる額縁を長く製作しており、家具づくりにおいてもその技術は活かされています。

機械と手仕事のバランスが、まさにDENTOの強みです。

昔作っていたものを展示していました。歴史を感じます。 

LISCIOシリーズには、新たにクリのラインナップが追加。モダンながらほどよく和を感じられる木目が魅力です。

新作スツール。右は染色したもので、同じクリでも違った印象に。 

 

スツールはスタッキング可能。すっきり収納できます。

額縁作りで培った丁寧な技術を用いてつくられる、コンパクトな家具。

狭小住宅の増加といった現代の動きに合ったものづくりをおこなっています。

それこそがDENTOの魅力であり、今回のイベントでも十分に体感することができました。

+DENTOブランドページ


TSUKAMOTO(塚本木工所)

塚本木工所 は福山駅近くにある、テーブルや椅子を得意とするメーカー。

塚本木工所の家具といえば、サクラ材。

日本人にも馴染み深いサクラの木を多くの製品に採用しています。

今回の備後オープンファクトリ―では、陶芸家の中曽智子さんとコラボした展示をされていました。

サクラ材のテーブルの表面。赤と白のコントラストが魅力的です。

人の手が触れる部分の加工には特に気を付けているという塚本さん。

テーブルの天板の縁、椅子の肘置きなどの部分は柔らかく絶妙な曲線で、つい触りたくなります。

数十年前の椅子でも、張り替えてまた使えるようにします。

塚本木工所の家具は木取から検品まで一貫した自社体制で製造されています。

チェアに使われているペーパーコードなどもすべて手編み。

機械では生み出せない、手仕事ならではのぬくもりと味わいが感じられます。

使う人とともに時を重ね、深みを増していくサクラの個性を、塚本木工所の家具で体感してみてください。

+TSUKAMOTOブランドページ


備後のものづくりの魅力は、まだまだ語り尽くせません。

ひとつひとつの家具の背景には、職人たちの技術や長年培われてきた知恵があります。

次回は、今回訪問したもう1つのソファ専門メーカーの様子をご紹介します。職人たちのこだわりや、家具づくりへの思いをぜひご覧ください。